M8 干潟星雲の砂時計

2020年8月19日
35cmシュミットカセグレン望遠鏡
 直焦点3910mm(F11)
  30秒露光を20枚コンポジット合成(加算平均)
ASTRO 50D(冷却 EOS 50D)
ISO3200

ホワイトバランス  オート
LPS-P2フィルター 

 M8干潟星雲の最も明るい領域にひそむ「砂時計」に注目してみました。「砂時計」の周りがHⅡ領域であることは間違いありませんが、暗黒のダストも豊富に存在していることがわかります。(いて座の散光星雲2500光年)

 

※ 砂時計の正体・・・ハッブル宇宙望遠鏡による観測から、ダストを含んだガスの激しい温度差などにより乱流が発生、そのため1光年レベルの大きさのいわば竜巻が複数形成され、これらのすきまから漏れ出た背景からの明るい光が“砂時計”のように見えているのだと考えられています。