新星雲が見やすくなるように、明るめに処理しました。
２つ並んだ星の右に見えています。

　２００３年１２月３日に撮影した画像
　　（同じ位置に星雲は見えていません）

　地球からはダストに隠されて見ることのできない原始星が急に明るくなって、ここのダストを照らし始めたらしいと考えられています。しかし、もしかしたら原始星の光をさえぎっていたダストに動きがあって、この領域に光がさし込んだのかなとも思ってしまいます。このあたりは青い反射星雲がいたるところにありますから、ダストが豊富に存在していて、きっと見えていない原始星がたくさんたくさん潜んでいるのでしょう。２００３年１２月３日に撮影した画像では、ここには何も見えていません。ということはたった１ヶ月ほどの間に急激に増光したか、ダストとの位置関係が変化したことになります。

　１６００光年彼方でのできごとですが、間近で見たらきっと壮絶な夜明けなのかもしれません。