なんともレトロなシステムではあります。
高倍率を得やすいよう、小さくても超長焦点の6.5cm、F20のマクストフグレゴリー「ARGUS」です。ガイド星のディフラクションリングが良く見えます。
ミザールの微動付きガイドマウントを使って同架しています。
赤緯方向のガイド修正はこれでOK。モーターなんぞは使いません。手作業で十分なのであります。
ドームの外での撮影・・・風が強いなあと感じるときもありますが、突風でも吹かないかぎりビクともしないタカハシ90S赤道儀の堅牢さにあらためて感心してしまいます。
三角板は自作で追加し、2段式になっています。たくさん置けるので便利です。
筒外焦点が短いので、フィルターリングを先端(鏡筒内)に2mm厚ゴムの3点支持で取り付けました。これにより48mmサイズのフィルターが使用できます。さらに、テカテカだったチューブ内面にはつや消し処理を施しました。
飛び出ている固定ネジに、マジックテープを張り付けて、装着するようにしました。内面には植毛紙を張っています。鏡筒からは完全に離れていて、ふところが広いので、ヒーターもぐるぐる巻きにでき一石二鳥であります。
暗闇でも位置が分かりやすいように、白のマジックテープを使っています。マジックテープのおかげでしっかりと固定でき、ずれたりすることはありません。
JSO(日本特殊光学)製12.5cmライトシュミットカメラのシステムです。焦点距離は475mmでF3.8。球面主鏡のいわゆるシュミットカメラとは異なり、主鏡を偏球面にすることで焦点面が平面になっています。天体からの光は、シュミット補正板→偏球面主鏡→斜鏡そして筒外に導かれ結像します。ニュートン反射の接眼部にあたるカメラボディー接続部は回転ヘリコイド式で、スケアリング調整もできるようになっています。シーイングの影響はほぼ受けない短焦点ながら、カメラレンズとはひと味ちがったシャープな星像が得られます。
広写野で ピシッときめたい ときもある