別の宇宙

第2、第3の宇宙!

 どうやら、別の宇宙があるらしいですね。宇宙は、どんどん子や孫をつくっていく・・・だから、別の宇宙もあるというわけです。そして、こうした別々の宇宙を架け橋のようにつなぐワームホールというのもあるらしい。そうすると、ワームホールを通って別の宇宙へ行ってみたくなります。

ワームホール!?

 でも、ワームホールはせまく時空がとても歪んでいるので、潮汐力そして重力がものすごく強い。だから、通ろうとするやいなや人間なんぞは引きちぎられ押しつぶされてしまう。なんだか、ブラックホールに似ています・・・。今、あちこちに発見されているブラックホールがじつはワームホールだったりして・・・なんて思ってしまいます。

真空のエネルギー

 でも、もしワームホールの通り道を広げてやることができれば、押しつぶされたりせずに通りやすくなるのでは・・・。最近、宇宙の膨張が加速しているという発見がありました。だから、正体不明のダークエネルギーというのがあるらしい。たとえば、真空ですらエネルギーをもっていて、宇宙を加速膨張させているらしいのです。その何もないはずの真空がもっているエネルギーを使って、空間つまり通り道を広げて通りやすくしてやる。でも、そんな技術を私たち人類は持ちあわせていません。吸い込まれたらいっかんの終わりです。しかし、もし別の宇宙に、とてつもなく高度な文明をもつETがいたとしたらどうでしょうか。因果律の問題からありえないとは思いつつも、ひょっとしたら、もうすでに私たちの宇宙を発見しているのかも・・・などとも思ってしまいます。

人類と宇宙の未来・・・

 別の宇宙のETの話になってしまいました。でも、そのETから見れば我々人類も別の宇宙のETということになります。SF的ですが、最新の物理学はそこまで迫っているかのようにもみえます。銀河の多くは衝突・合体をくりかえして、今ある姿に進化してきたといわれています。遠い将来、宇宙膨張が延々と続いたのち、銀河もみな離ればなれになって孤立し、空虚なさびしい宇宙が広がっていったとき・・・一番近い新天地は別の宇宙だったりして・・・。またまたSF的になってしまいました。でも、いろいろアレコレと考えてみるのはたのしいことです。それにしても、これからの物理学はいったいどんな発見をしてくれるのか・・・楽しみなところです。