超新星2004djのその後

 2004年7月31日に板垣公一さんによって発見された超新星2004dj・・・まだけっこう明るく光っていて、私の撮影した銀河NGC2403の画像でも良く見えていました。

きりん座にある銀河NGC2403の画像(撮影 2004.12.19 3:25~3:54) 矢印の先に見えているのが超新星2004djです。

 この超新星はⅡ-P型という水素のバルマー線(Hα線)を強烈に発しているタイプで、比較的穏やかに減光する特徴があり、ときどき若干の増光を示すこともあると考えられています。なるほど、それでもうすでに5ヶ月近くも経っているのによく見えているし、妙に赤いのでしょう。

 

 1000万光年以上もの遠い遠いはるか彼方にある、たった1個の星が見えている・・・これはスゴイことです。

 

Hα線の波長は656nmで、赤い色をしています。散光星雲の多くが赤いのはこの光によるものです。