M1 かに星雲

2004年12月3日
35cmシュミットカセグレン望遠鏡
レデューサー
合成焦点距離2485mm(F7)
 10分露光を6枚コンポジット合成(加算平均)
キヤノンEOS kiss D
ISO800

ホワイトバランス  オート
  天体用赤外カット&NBN-PVフィルター

 西暦1054年、つまり今から1000年近い昔、「客星あらわる」としるされた超新星爆発の残骸・・・あまりにも有名な「かに星雲」です。赤いフィラメント構造がよく見えています。この天体までの距離は7200光年とされていますから、本当はざっと8200年もの昔にこの超新星爆発は起きていたわけです。大きさは約10光年とされていますが、それも実は7200年前の話です。1000年でこの大きさになったのですから、今は実際にはこの何倍にも広がっていて、星間ガスとなり、新しい星、ひょっとしたら新たなる惑星系、そして新たなる知的生命体を生む材料になっているのかもしれません。(おうし座の超新星残骸7200光年)