NGC2237-9 ばら星雲

2005年12月25日
12.5cmライトシュミットカメラ
475mm F3.8
露出15分を2枚コンポジット合成(加算平均)
キヤノンEOS kiss D
ISO1600

ホワイトバランス  オート
天体用赤外カット&NBN-PVフィルター

2003年12月28日
35cmシュミットカセグレン望遠鏡
レデューサー
合成焦点距離2130mm(F6)
ビクセンVX-2 露出180分
プロビア400F
NBN-PVフィルター

 “ばら星雲”とよばれる天体です。ライトシュミットによる画像では、まさに夜空に咲く一輪の「薔薇」という感じがよくわかります。

 

 35cmシュミットカセグレンによる画像では、ばら星雲の北西部が見えています。真紅のばらの花びらに真っ黒な亀裂のようにみえる暗黒のダスト、グロビュール・・・不気味な感じさえしてきます。このグロビュールはそれぞれがせいぜい10000天文単位程度の小さなもので、ここから新しい星が生まれてくると考えられています。

 

 星雲の中央でNGC2244という星団が明るく輝いていますが、もう星をつくる材料がなくなってしまったのでしょうか、ぽっかり穴があいたように見えています。(いっかくじゅう座の散光星雲3600光年)